2023年8月29日、姫路城のお膝元・総社本町にスペシャルティコーヒー専門店「enn coffee(エンコーヒー)」がオープン!厳選した豆を使い、豆の挽(ひ)き具合からお湯の温度、抽出方法まで、毎日レシピを調整するほど“一杯”にこだわりを持って淹(い)れるコーヒーが自慢のコーヒースタンド&カフェです。コーヒー好きもうなる風味豊かな“至高の一杯”をここで味わってみませんか?
・「enn coffee(エンコーヒー)」
「specialty coffeeでつながる“ご縁”」をコンセプトに営むコーヒースタンド&カフェ「enn coffee(エンコーヒー)」。コーヒーと人、人と人とをつなぐ“ご縁”を結びたいと、2023年8月29日に総社本町にオープンしました。
JR姫路駅からは北へ徒歩15分ほど、JR京口駅からは西へ徒歩10分ほどのところにあり、店先からは姫路城が臨めます。
石や木といった異素材を組み合わせた意匠性の高い壁と床に囲まれた店内。優しいダウンライトの黄色い光が洗練された空間を灯し、落ち着いた雰囲気を醸(かも)し出しています。
カウンターを含め、席は8席ほどと少ないですが、その分空間にゆとりがあり、周囲を気にせずカフェタイムをゆっくりと過ごせそう。
元はサラリーマンだったという店主が店を開くきっかけとなったのは、お父さんへの思いから。病床に伏したコーヒー好きのお父さんに「“おいしい一杯”を飲ませてあげたい」と、自身もコーヒー好きの店主が思い立ち、さまざまなコーヒー店を飲み歩きするようになったそう。
そんな中、大阪にあるコーヒーの名店「Barista Map Coffee Roasters(バリスタマップコーヒーロースターズ)」で飲んだコーヒーに衝撃を受け、技術を習得するために通うようになりコーヒーの道に。お父さんに飲んでもらうという夢はかなわなかったものの、今は同店を通してお客さんに“おいしい一杯”を届けています。
・スペシャルティコーヒー豆と独自のレシピで淹れる“至高の一杯”
『フルーティブレンド』1,100円
店主を一口で虜(とりこ)にした「Barista Map」のコーヒー。そこで味わったストロベリー感のあるフルーティーな味わいを独自の豆とレシピで追求したのが『フルーティブレンド』です。
使用する豆はエチオピアとコロンビアをブレンドしたもの。グラスに鼻を近づかせた瞬間に香るピーチや花のような甘い香りに衝撃が走ります。ブレンドは不定期で配合を変えているそうなので、香りや味わいの変化も楽しんで。
「豆のポテンシャルを最大に引き出し、ハンドドリップでも毎日安定してそのおいしさを届けるため、レシピは毎日、毎朝調整しています」と語る店主。
その日の気温や湿度、水の硬さなど、あらゆる条件によってお湯の温度や豆の挽(ひ)き具合などを細かく変えているそう。毎朝レシピの調整に費やす時間は、なんと1時間半~3時間も!その細かな積み重ねこそがおいしさの秘訣です。また、かつてコーヒーの世界大会でグランプリを勝ち取った名誉あるバリスタ・深山さんのもとへ定期的に通い、日々技術を磨き続けています。
スキルやレシピはもちろん、コーヒーを抽出する器具も「Barista Map」と同じものを採用するなどこだわりは尽きません。熱いお湯で抽出したコーヒーを瞬時に「アイスロック」という冷たいボールに通すことで空気の寒暖差を最小限に抑え、香りを閉じ込めているのもポイントです。
このほか、期間限定で希少な豆のシングルオリジンコーヒーも数種類用意しています。取材日は『エチオピア ゲイシャ アナエロビックナチュラル(中煎り)』(800円)がスタンバイ。無くなり次第終了するので、早めの来店がおすすめです。
・テイクアウトや自宅でも本格的なコーヒーを♪
『エスプレッソトニック』750円
同店のドリンクはすべてテイクアウトが可能なので、観光や街歩きのお供にもぴったり♪テイクアウトするなら店主が淹れるハンドドリップコーヒーを差し置いて、シュワッと泡が弾ける『エスプレッソトニック』がイチオシ!
ほんのり甘いトニックウォーターに抽出したての濃厚なエスプレッソをかけた一杯。ファーストタッチはエスプレッソの風味や苦みが楽しめ、混ぜればライムのような爽やかな柑橘の香りと共に豆の風味を堪能することができます。苦みや酸味が少なく、コーヒーが苦手な人にもおすすめ。徐々に深まるグラデーションにも注目です。
『ドリップバック(5袋)』1,000円
「自宅や会社でも本格的なスペシャルティコーヒーを楽しみたい」という人には、同店オリジナルの『ドリップバック』がおすすめです。お湯を注ぐだけで誰でも簡単に手軽においしいコーヒーを味わえるのが魅力。豆は店内では取り扱っていないスペシャルティコーヒーのブラジルの豆を使用していて、深煎(い)りならではのコクが楽しめます。
『ラテベース』1,500円
ラテ派にうれしい『ラテベース』にもスペシャルティコーヒーを使用。夏は冷たいミルク、冬は温かいミルクと割るだけで、カフェに出てくるような本格的なカフェラテが出来上がります。希釈によりますが、150ccのカフェラテが約5杯分とれるそう。カフェラテ好きはぜひチェックして♪
・2023年10月からはフードメニューが新登場!
『縁ティラミス』500円
オープンして2カ月、2023年10月中旬ごろからフードやスイーツといった新しいメニューが仲間入り!お店の名前が付いた『縁ティラミス』は、同店自慢のエスプレッソをたっぷり使い、コーヒーに合うように仕上げたイチオシスイーツです。
エスプレッソがたっぷり染みたやわらかなサボイアルディ※と、北海道産マスカルポーネチーズを使ったマスカルポーネクリームを重ねていて、甘さ控えめながらもクリーミーで濃厚。口の中で広がるコーヒーとマスカルポーネのハーモニーに心をわしづかみにされるかも。
※サボイアルディとは…イタリア「ボノミ社」から販売しているティラミス用にのビスケット菓子。
『珈琲屋のこだわりスパイスカレー』950円 + 『ポーチドエッグ』100円
※提供はランチタイム(12:00~13:30)のみ。1日10食限定
待望のフードメニューにも注目を!11月から登場する『珈琲屋のこだわりスパイスカレー』は一見ならぬ一食の価値ありです。淡路牛のすじ肉と淡路島産タマネギ、8種類のスパイスで味を整え、フルーティーさの中にも辛さをしっかり感じる大人な味わいに仕上がっています。
付け合せの野菜のほか、プラス100円でとろとろの『ポーチドエッグ』をトッピングすれば彩りもおいしさもアップ!食後のコーヒーを誘うコクのある味わいは“コーヒー屋のカレー”ならではです。販売開始時期は公式Instagramをチェックして♪ ➡︎公式Instagramはこちら
「おいしいコーヒーを届けたい」という思いから始まり、開店してから2カ月でスイーツやフードも展開を始めた「enn coffee」。今後は、深山チャンピオンのもとで焙煎技術を習得し自家焙煎をしたり、イベントを予定したりと考えているそう。店主が大切にする「specialty coffeeでつながる「ご縁」」を求めて、ふらっと立ち寄ってみては?
■詳細情報
■DATA
enn coffee(エンコーヒー)
- 所在地
- 兵庫県姫路市総社本町214 EITATSUビル1階
- 電話番号
- 050-8890-5690
- 営業時間
- 12:00~19:00
- ※閉店しました(2024年3月31日時点の情報)
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年10月16日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。