JR土山駅から徒歩5分ほどの場所に、2024年にオープンした「ハハカリー」。ほかではあまり見かけない、ジビエを使ったカレーが人気のお店です。多彩なスパイスをブレンドして作り上げたカレーは、どれもクセになりそうな奥深い味わい。「ジビエ初体験!」という人もぜひ同店で、おいしさのヒミツを確かめてみて。
・「ハハカリー」
JR土山駅から北へ歩くこと約5分。昔ながらの風情が残る商店街の中にある「ハハカリー」は、新鮮なジビエを使ったオリジナルのスパイスカレーが自慢の店です。
店内は、店主自らがリノベーション。壁やカウンター前のタイルなどは、自分たちでDIYしたのだそう。古さと新しさが絶妙にミックスされた店内には、カウンター4席とテーブル席が2つあり、こじんまりとしていながらも落ち着いて食事が楽しめます。
カウンター前には、カレーを作る際に使用するさまざまなスパイスがずらり。どれを使って作られているのか、スパイス好きは見ているだけでもワクワクしてしまいますね。
・定番のカレーは2種類!イチオシは『名物ジビエカレー』
『二種のあいがけカレー』1,200円(ジビエカレーの場合はプラス100円)+ 『パクチー』100円
カレーのラインアップは定番の『名物ジビエカレー』『チキンカレー』と、毎月内容が変わる『本日のカレー』(各950円)。それぞれ単品でも注文できますが、オススメは『二種あいがけカレー』です。
あいがけをするなら外せないのが、“ごろっ”としたイノシシ肉の角煮が入った『名物ジビエカレー』。「のびのびと育ったジビエは、高たんぱく低カロリーな上に、鉄分やビタミンも豊富。そこに目をつけました。ほかではあまり見かけないのも、メインの食材に決めた理由」と店主。
ジビエは兵庫県の中でも限定された地域で獲れたものだけを使用。それを仕入れ先の精肉店で丁寧に下処理を行っているため臭みはほとんどなく、ジビエのイメージを覆すホロッととろけるような食感が特長です。
また、クローブやカルダモン、シナモンなど約10種類の香り高いスパイスを使うことで、ピリッとスパイシーな一皿に。辛さの中にジビエ本来のうま味がしっかりと感じられるので、辛いのが苦手な人もぜひお試しあれ。カレーの中で存在感を放つ角煮が見た目のインパクトも食べ応えも十分で、お腹も心もしっかりと満たしてくれますよ。
プラス100円でパクチーを加えると味変に。カレー&パクチーなんて、合わないわけがありません。
取材日にジビエカレーと共にあいがけで選んだのが、約7種類のスパイスで鶏モモ肉のうま味を“ギュッ”と閉じ込めた『チキンカレー』。マイルド、かつフルーティーな味わいなので、「少し刺激が足りない!」という人は特製の「からみスパイス」をひと振りして。食べ進めるほどに、スパイスの刺激が口の中に広がって、クセになること必至です。
付け合わせは、「むらさき玉ネギのピクルス」「ひじきのクミン煮」「さつまいものサブジ」「うずら玉子のピクルス」。野菜をスパイスで炒めて、蒸し煮にする香り高いサブジもカレーとの相性抜群!ピクルスも合間に食べるとサッパリと口直しに。
・通うのが楽しみになる『本日のカレー』も♪
『本日のカレー』950円 ※写真は6月限定
『本日のカレー』は月替わり。6月はキーマカレーの上に、バターをのせてミルキーさをプラスした『バターとコーンのキーマカレー』がスタンバイしています。ひと口カレーをほおばると、バターのコクが口の中に広がってスプーンが止まらないおいしさ。
『本日のカレー』はその時々の旬の食材を使ったメニューが登場するそうなので、気になる人は公式Instagramでチェックしてみて。➡︎公式Instagramはこちら
『チキンカレー(テイクアウト)』850円
同店では定番、月替わりカレー共に、単品のみテイクアウトも用意しています。ごはんの大盛りやパクチーのトッピングもOK。自宅でも手軽に、お店の本格的な味を楽しんでみては?
・自家製のチャイとペアリングを!
『自家製ミニチャイ』(HOT/ICE)350円
オリジナリティーあふれるカレーに合わせたいのが『自家製ミニチャイ』。ジンジャーのほか、シナモンやコショウなど約7種類ものスパイスが使われた本格派。ピリッとスパイシーなカレーの後にのんびりとチャイをいただけば、心も体もほっこり和むはず♪甘さ控えめなのでごくごくいけちゃいます。
同店をオープンする前からスパイスカレーが大好きだったという店主は、「ジビエ×スパイスカレーの魅力をもっともっと広げたい」と話します。ちょっぴりジビエには抵抗があるという人も、一度食べるとやみつきになること間違いなしですよ♪
・店舗情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年6月9日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。