小さなコンテナでスペシャルティコーヒーを提供する「&c(アンドシー)」。コーヒー通はもちろん、日々入れ替わるスイーツを目当てに訪れるお客さんで賑(にぎ)わいます。その噂は口コミで広がり、行列ができることも。テイクアウトだけでなくイートインもOKです。
コンテナで営むコーヒー店「&c(アンドシー)」
三木小野ICから車で3分、三木市別所町にひっそりと佇(たたず)む「&c(アンドシー)」。オシャレなコンテナで営業する小さなコーヒー店です。スペシャルティコーヒーのおいしさを知ってもらいたいと、2020年7月15日にオープンしました。
シンプルを追求し大きな看板は出さず、あえて正面からは何も見えない造りに。想像を膨(ふく)らませてくれる外観です。コーヒー店とは気付かず通り過ぎる人も多いそう。
ホワイトを基調とした店内は、洗練されたスタイリッシュな雰囲気。ネイビーのカウンターがワンポイントになり全体を引き締めています。天井にところどころ残ったコンテナのサビも、独特な風合いを醸(かも)し出しています。
テイクアウトはもちろん、長いベンチに腰掛けてゆっくりするも良し、コーヒースタンドさながらに店主とのおしゃべりを楽しむも良し、いろいろな過ごし方が楽しめるスタイルです。
こだわりのスペシャルティコーヒー
コーヒー豆は、神戸市西区にある「太山寺(たいさんじ)珈琲焙煎室」から取り寄せるスペシャルティコーヒー。オーダーを受けてから、1杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹(い)れてもらえます。ゴールドの真鍮(しんちゅう)でできたドリップスタンドは、特注で作ってもらった店主お気に入りのアイテム。
『カフェラテ』520円
オリジナルブレンドは中深煎(い)り。丸みのあるコクとビターチョコの甘苦さ、カカオの香りが口いっぱいに広がります。酸味はほとんどなく、ホット、アイス、ラテ、全てに合うよう作られています。コーヒーが苦手な人でも飲みやすく、余韻(よいん)を長く楽しめます。
『ドリップコーヒー』460円
オリジナルブレンドのほか、常時2種類のコーヒー豆がスタンバイ。フレッシュなトロピカルフルーツを連想させる甘みが口いっぱいに広がる浅煎りの『エチオピア』は、酸味が苦手な人にこそ飲んでもらいたい1杯。スペシャルティコーヒーならではのおいしさを味わって。
子育て世代のママを応援したいという思いから、妊娠中や授乳中でも飲める『ノンカフェイン』や、子ども向けにオーガニックのソフトドリンクも用意しています。砂糖にも有機シュガーを使うなど、カラダ思いな店主の心づかいが感じられます。
『ドリップバッグ』210円
自宅で気軽に店の味を再現できるドリップバッグやコーヒー豆の販売も。パッケージに描かれているのはヌーやイグアナなど、コーヒー豆の生産地に生息する生き物たち。細部にまでちょっとしたこだわりが満載です。夏には人気の水出しコーヒーも登場。低温で長時間かけて抽出することで感じられる、まろやかで優しい味わいを楽しんで。
店主がセレクトする取り寄せスイーツ
ショーケースにはかわいい焼き菓子やパンがずらり。店主が厳選した、複数の店舗から取り寄せるこだわりの品ばかりです。添加物を使用しない、カラダに優しいスイーツを中心に取りそろえています。
取材日には、明石市の「菜(さい)ランチ」から取り寄せる『ベジフル蒸しぱん』が。野菜や果物を使用したふんわり食感の蒸しぱんで、どこか懐かしさを感じる優しい甘さが特徴です。
このほか小野市にある「GRIZZLY coffee & climbing wall(グリズリーコーヒー&クライミングウォール)」のチーズケーキや、加東市にある「BAN cafe(バンカフェ)」の焼き菓子など、地域のカフェスイーツが随時登場。コーヒーとの相性はもちろん、片手で食べられる手軽さも魅力の一つです。人気商品は開店直後に売り切れることもあるんだそう。取り置き不可なので、目当てのスイーツを確実にゲットするには早めの来店がオススメです。当日のラインアップは公式Instagramでチェックして。
➡︎公式インスタグラム
「&c」のcは“コーヒー”と“チョイス”を、&は誰かとコーヒーを飲んだり、誰かと情報交換ができるという意味を指し、「&c」に来れば誰かとつながれる、そんな場所にしたいという思いが込められています。おいしいコーヒーとスイーツを通して、ホッと心が落ち着く時間を過ごしてみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2021年1月29日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。