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2025.11.9
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【明石】「パンカフェルク」オープン!天然酵母と北海道産小麦で作る自家製パンが自慢!ランチもあり♪

2025年8月23日、JR・山陽明石駅から徒歩10分ほどのところにオープンした「Pain Cafe Luc(パンカフェルク)」は、小さなパン屋さんが営むアットホームなカフェ。月に10回ほどの営業日には、手間暇と愛情をたっぷりかけて焼き上げた自慢のパンと、旬の野菜を使ったランチがお待ちかね♪明石駅からのんびり歩き、一度食べるとその優しい甘みと豊かな風味に魅せられる“ルクのパン”に会いに行ってみませんか?

・「Pain Cafe Luc(パンカフェルク)」

JR・山陽明石駅から東に向かって歩くこと約10分。とあるコインランドリーの2階に「Pain Cafe Luc(パンカフェルク)」があります。

もともと天然酵母を使ったパン教室を自宅で開き、講師という立場でパンの魅力を伝えてきた店主。これまでも間借りでパンカフェを不定期で営業してきましたが、パン教室を始めて15年目となるタイミングでたまたまこの物件と出合い、「天然酵母パンとランチの店」を開くことに。ラテン語で“光”を意味する“ルク”という言葉に期待と希望を込め、2025年8月23日にお店をオープンしました。

店内は白と黒を基調としたちょっぴりスタイリッシュでモダンな雰囲気。どこかしこに日が差し込む明るく心地よい空間で、何時間でもゆっくりと過ごしたくなります。営業日は月曜日と木曜日の週2日と、第2・第4土曜日も併せて月に10回程度。平日はおひとり様や主婦、週末はファミリーやカップルが数多く訪れ、老若男女問わず親しまれています。


・天然酵母×北海道産小麦で作る自家製パン

同店の看板は、「ホシノ天然酵母×北海道産小麦」で丁寧に焼き上げる自家製パン。この組み合わせは、店主が20年前、パン教室で出合って以来ずっと大切にしている“原点の味”なのだとか。種を起こすだけで3日もかかるという手間を惜しまず、その信念を貫いてきた店主。いち生徒からパン教室の講師、そしてカフェの店主となった今も、変わらぬ情熱で一つひとつ丁寧に焼き続けています。

数ある天然酵母の中でも、同店で使用している「ホシノ天然酵母」は、米や麹(こうじ)など、日本人になじみのある素材が原料。それ故に米由来のもっちりとした食感と味わい深さが特長です。そこに、豊かな風味と甘みを持つ北海道産の小麦粉を使うことで、後を引くような力強いうま味を生み出しています。

ショーケースには、毎日7〜10種類ほどのパンがずらり。ミニサイズの食パンや菓子パン、個性あふれる総菜パン、分厚いスコーンなど、どれも魅力たっぷりのラインアップです。もちろんすべてが天然酵母仕込みなので、一日に作れる数はわずか。気になるパンは早めのチェックがおすすめです。

左から『あん巻きミニ食パン』440円、『かぼちゃミニ食パン』410円、
『くるみミニ食パン』380円、『黒ごまミニ食パン』450円

定番人気は、5種類あるラインアップの中から日替わりで数種類用意される「ミニ食パンシリーズ」。長さ10cmほどと小ぶりながらも、こだわりとおいしさがギュッと凝縮されています。

取材日は秋にふさわしい『かぼちゃミニ食パン』もお目見え。黄色く色鮮やかな見た目としっとりとした滑らかな口当たりが魅力で、ほのかな甘みがポイント。

『黒ごまミニ食パン』は、手にした瞬間にわかるずっしり感に驚くこと間違いなし!黒ゴマのみを贅沢に使った生地は、どこを食べても香ばしさたっぷり。そのまま食べてもおいしいのは言わずもがな。スライスしたパンの表面にマヨネーズを塗って焼く、店主おすすめの“マヨ×リベイク”で、ゴマの風味とマヨのコクのハーモニーを堪能するのも絶品です!

『あん巻きミニ食パン』440円

粒あんを巻き込んだミニ食パンは、味の想像はたやすいですが、一口食べれば、その想像を軽くこえるおいしさ。粒あんの優しい甘みとしっとりとした生地が見事に調和した、間違いのない組み合わせです。

・オリジナリティーあふれる“ルクのパン”

『桜海老と大葉のパン』350円

駿河湾産の天日干し桜エビに、大葉と塩昆布をたっぷりと練り込んだ一品。袋を開けた瞬間、ふわりと広がる香ばしいエビの香りが食欲をそそる、絶妙な塩味の“おつまみパン”で、お酒との相性も抜群です。

『ショコラ』370円

ココア生地にバトンショコラ(焼成用チョコレート)をたっぷり巻き込んで焼き上げた“チョコ尽くし”の一品。そのまま食べれば、しっかりとしたチョコの濃厚な味わいを、そして軽く温めれば、中からとろ~りとチョコが溶け出し、一つで二通りの楽しみ方ができます。過去にイベント出店した際にも、早々に完売したという人気ぶり。見かけたらぜひ即ゲットして!

『焼き芋風パン』390円 ※秋冬限定

焼き芋さながらの見た目と、ずっしりとした重み・ボリューム感に思わず目を引く『焼き芋風パン』。蒸したサツマイモに砂糖とバターを加えて練り上げた“自家製芋あん”を生地で包んだこだわりの一品です。仕上げには、控えめながらも香り高い「セイロンシナモン」をたっぷりと。素朴な甘さの中にほんのりと異国のエッセンスと、なによりも店主のセンスが光っています。

『スコーン(プレーン)』(1個)350円

同店のスコーンは、天然酵母を使い、数日かけてじっくりと仕込む“酵母スコーン”。一般的によく見かける、ベーキングパウダーで膨らませたものとは素材も製法もまったく異なり、外はさっくり、中はしっとりとした食感と、酵母ならではの深い香りと滋味深い味わいが特長です。

「よつ葉バター」を惜しみなく使い、数日間寝かせてうま味を引き出した生地を丁寧に、かつ均一な厚みになるよう折り込むことで生み出される美しい層にも注目を。食べる前にオーブントースターで軽く焼き直すことで、焼き立てのような食感と香ばしさ、そして芳醇なバターの香りが蘇ります。

この日はプレーンのほかに、ワインにも合うちょっぴり大人な『パルメザンブラックペッパースコーン』(380円)も。どんなフレーバーに出合えるかはその日次第。気まぐれなラインアップとの一期一会も、同店ならではの楽しみです。



・自家製パンを旬野菜と共に楽しめる「ランチセット」

『今週のランチセット』2,000円

ランチセットは、自家製パンが付く『今週のランチセット』と『ナン&バターチキンカレーセット』、スコーン2個付きの『スコーンセット』、スコーンとパンが1個ずつ付く『スコーンとパンのセット』(1,400円)の4種類がラインアップ。毎週内容が変わり、スープやサラダ、メイン料理に旬の野菜やフルーツを取り入れた、季節感あふれるランチを楽しめるのが魅力です。

取材日の『今週のランチセット』は、ミルキーな甘みがどんな料理にも合う「ミルクパン」、ちょっぴり寒くなってきたこの時期にぴったりな「秋ナスと生ハムのキッシュ風」と「じゃがいも団子の和風あんかけスープ」、サッパリ爽やかな「シャインマスカットのサラダ」。家庭的な調味料や素材を使いながらも独創的なアイデアを生かした献立で、食べた人に毎回感動とワクワクを与えてくれます。

タルト生地を使わない「秋ナスと生ハムのキッシュ“風”」は、ジューシーな秋ナスと、ほどよい塩味の生ハムを重ね、生クリームを使用したコクのある卵液でじっくりと浸した一品。なめらかな卵液と秋ナスの甘み、生ハムの塩気が絶妙に調和し、食べるたびに深い味わいが広がります。

『ナン&バターチキンカレーセット』1,500円

甘いのに辛い、その矛盾した味わいがクセになり、止まらなくなる“やみつきのバターチキンカレー”。実は、このカレー、水を一滴も使わず、代わりにトマト缶、バター、クリームをじっくりと煮込んでいるそう。手間と暇が生んだ深みのある味わいとまろやかさに、一口で心奪われること間違いなし!

「バターチキンカレーには、このナンが相性ばっちりなんです」と店主。タンドール窯で焼く一般的なナンとは違い、同店のナンは天然酵母生地を使い、外はカリッと、中はもっちりとした食感が特徴です。仕込み水をヨーグルトに置き換えることで、カレーの辛さを引き締めるようなほのかな酸味と、乳酸菌特有のうま味が加わり、カレーとの絶妙にマッチ!

『スコーンセット』1,500円

同店のスコーンは、どんな食事にも寄り添う“セイボリースコーン”というカテゴリーに属するもの。『スコーンセット』と『スコーンとパンのセット』(1,400円)はどちらも、一つの“惣菜”として味わう新しいスコーンの楽しみ方を提案してくれるランチです。

『スコーンセット』ならスコーン2個、『スコーンとパンのセット』ならスコーン+ミルクパンorフォカッチャに、週替りのサラダとスープがセットに。取材日は、酢を利かせた爽やかな後口の梨を使ったサラダと、サツマイモの甘みとダイコンの風味を生かしたポタージュスープが登場♪季節の移ろいを感じさせる、秋にぴったりの内容でした。

・10月からスイーツメニューがスタート!

『アイスカフェ・オ・レと珈琲ぜんざいのセット』950円
※ランチセットと同時注文なら700円

10月中旬からはデザートメニューの提供もスタート!プリンやゼリーなど、食後でも“ちゅるん”と楽しめる軽やかなスイーツが週替わりで登場します。いずれも単品は400円、ドリンクセットは850円~で、さらに、ランチを注文した人だけが味わえる限定スイーツ『珈琲ぜんざい』(単品 350円、ドリンクセット 600円~)もスタンバイしています。

この『珈琲ぜんざい』に使うのは、店主の出身地・徳島県の「aalto coffee(アアルトコーヒー)」の豆。思い入れの深いコーヒー豆を丁寧に抽出し、ゼリーに仕立てています。その上にあんことバニラアイスを重ねれば完成。コーヒーのほろ苦さとあんこの優しい甘み、アイスのミルキーなコクが口の中でとろけ合う、至福のひと品です。

素材選びから製法まで、どの工程においても一切の妥協を許さず一つひとつ丁寧に焼き上げられるパンやスコーン。それらに旬菜で作ったスープやサラダを添えた同店のランチメニューは、どの一口にも優しい余韻を残します。“心も満たされる食卓”を求めて、明石駅からちょっぴり足を延ばしてみませんか?

■詳細情報

■DATA

Pain Cafe Luc(パンカフェルク)

所在地
兵庫県明石市桜町6-20
電話番号
078-969-5007
営業時間
パン販売/10:30~15:00
ランチ/11:00~L.O.14:00
(パン・ランチ共に売り切れ次第終了)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2025年10月30日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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