2024年11月17日、明石市大久保町にカフェ「IRIE JAHMYA (アイリィジャマイア)」がオープン!ランチタイムにはニューヨークの定番の屋台飯「チキンオーバーライス」、カフェタイムには自家製スイーツがスタンバイ。挽(ひ)きたて、淹(い)れたてにこだわったコーヒーにも注目です。昭和の頃から残る建物をリノベーションした同店でノスタルジックな世界に浸りながら、こだわりの料理を堪能してみては?
・「IRIE JAHMYA(アイリィジャマイア)」
JR大久保駅から北へ徒歩15分ほど。閑静な住宅街の中に佇むのは、昭和の趣が残る古いアパート「青山荘(せいざんそう)」。この建物の一室にカフェ「IRIE JAHMYA (アイリィジャマイア)」があります。看板メニューの『チキンオーバーライス』をはじめ、自家製スイーツや店主が一杯ずつ丁寧に淹(い)れるコーヒーが自慢のお店です。
元々神戸で間借り営業をしていた同店。「人情味あふれる明石の町で、地域に根付いた店を開きたい」という思いから、明石をはじめとした播磨エリアを中心としたイベントに多数出店。そして2024年11月17日に、念願の実店舗をオープンしました。
店名の「IRIE(アイリィ)」は、ジャマイカのパトワ語で“楽しい”や“陽気な”という意味。「JAHMYA(ジャマイア)」は、同じくパトワ語の「JAH(神)」と店主の名前をつなげた造語なのだとか。「私の作る空間で、みんなに楽しいひと時を過ごしてほしい」という店主の思いが込められています。
昭和40年代に建てられた築60年の建物をリノベーションした同店。レトロな模様が描かれた型板ガラスや木枠の引き戸、個性的なデザインが印象的な窓のアイアンの格子などが当時の姿のまま残っていて、昔懐かしいノスタルジックな雰囲気が漂います。
広々とした土間で靴を脱いで中に入ると、まるで我が家に帰ってきたようなほっと安心する気持ちに。木のぬくもりを感じる温かな店内は、ついつい時間を忘れて長居してしまいそうですね。
店内でゆっくり過ごすのももちろんオススメですが、『チキンオーバーライス』をはじめ、スイーツやドリンクなど、ほとんどのメニューはテイクアウト可能です。思い立ったときにふらっと立ち寄ってみて。
・看板メニューの『チキンオーバーライス』
『チキンオーバーライス』1,200円 + 『本日のスープ』200円
ランチタイムに登場するニューヨークの定番屋台飯「チキンオーバーライス」が、同店の看板メニュー。昭和レトロな雰囲気でアメリカンフードを味わうというギャップもまた、同店の魅力のひとつです。
「初めて食べたとき、そのおいしさに衝撃を受けた」と話す店主。その魅力にどっぷりはまり、さまざまな店を食べ歩くようになり、いつしか「自分が初めて食べたときに味わったような絶品のチキンオーバーライスを作りたい」と考えるように。研究に研究を重ねた結果、今ある同店独自の味にたどり着きました。
そんな同店のチキンオーバーライスは、子どもでも食べられるようなマイルドな味わいの中に、しっかりと感じるスパイスのコクが特徴です。一晩じっくりスパイスに漬け込んだ主役のチキンはやわらかく、噛めば噛むほどに感じるジューシーさがたまりません!ヨーグルトベースの自家製ソースのほどよい酸味で、さっぱりとした後味に。
添えられたサラダやマリネには、同店の味に合う季節野菜を厳選。地産地消を意識して、できるだけ兵庫県産の新鮮な野菜を採用しているのもこだわりです。取材日には、わさび菜やカブ、柚子といった和の食材がお目見え。スパイシーなチキンやターメリックライスとの絶妙なバランスで、ここでしか味わえないオリジナリティーあふれる味わいに仕上がっています。
『チキンオーバーライス』には、プラス200円で『本日のスープ』をつけることができます。取材日には「ほうれん草とベーコンのトマトクリームスープ」が登場。濃厚でクリーミーな口当たりとトマトの酸味の相性は抜群!ほっと落ち着く優しい味わいの温かいスープで、身も心もぽかぽかに♪
・食べ応え抜群!アメリカンベイクの自家製焼き菓子
『キャロットケーキ』500円
食後のデザートやカフェタイムには、アメリカンベイクの自家製焼き菓子はいかが?
優しい味わいとスパイスの風味がクセになる『キャロットケーキ』は、何度も試作を繰り返して完成した店主の自信作。米粉と米油を使用することで、ふわっと軽い口当たりになるのだそう。クリームチーズをふんだんに使用したなめらかなフロスティングとほろほろとした素朴な生地とのコントラストを楽しんで。たっぷり入ったクルミとレーズンのアクセントもやみつきになります。
『ベイクドチーズケーキ(ベリーソース付き)』600円
低温で時間をかけて焼き上げたしっとり濃厚な『ベイクドチーズケーキ』は、お客さんからの評判が特に高い一品。ずっしり重みがあるにも関わらず、さっぱりとした甘さなので、お腹いっぱいランチを食べた後でもペロリと食べられます。イチゴ本来の甘みを生かした自家製ベリーソースを絡めれば、より一層爽やかな味わいに。
焼き菓子はこのほか、フルーツやチョコレート、チーズなど多彩なフレーバーが日替わりで楽しめる『日替わりマフィン』(300円~)も。ボリューム満点なので、テイクアウトして次の日の朝食にもオススメです。
・カフェタイムや食後の一杯にはこだわりのコーヒーを♪
『ドリップコーヒー(HOT)』500円
長年コーヒー店で働いていたという店主はコーヒーへのこだわりもひとしおです。豆は、明石のスペシャルティコーヒー専門店「Navy coffee roaster(ネイビーコーヒーロースター)」の焙煎豆を使用。注文を受けてから豆を挽(ひ)き、ハンドドリップで丁寧に淹(い)れる一杯は格別の味わいです。
豆の種類は、「エチオピア」か「ブラジル」のどちらかを選ぶことができます。取材日にはオレンジのような酸味と甘みを持つ「エチオピア」をチョイス。スッキリとした口あたりで飲みやすく、スイーツにはもちろん、食後の口直しにもピッタリです。
『カフェラテ』600円
チョコレートのような香り高いエスプレッソとたっぷりのミルクが調和した『カフェラテ』。丁寧にスチームされたミルクは甘みが引き出され、砂糖が入っているかと錯覚するほど。コーヒーが苦手な人にもぜひ味わってほしい一杯です。
同店のカフェラテのために特別にブレンドした豆を使用しているのもおいしさの秘密。ミルクと合わせたときにコクと甘みを最大限引き出すようなブレンドになっているのだとか。店主が心を込めて描いてくれるキュートなラテアートにも注目です♪
ドリンクはこのほか、自家製のジンジャーシロップを使った『ホットジンジャー』(450円)やジンジャーシロップをリンゴジュースで割った『アップルサイダー』(450円)のホットもオススメ。体の中から温まり、寒い季節にピッタリです。
店主が細部までこだわり抜いた料理やドリンクを求めて、間借り営業時代からの根強いファンも数多く訪れる「IRIE JAHMYA」。店に入るとつい「ただいま」と言ってしまいそうなほっと落ち着くレトロな空間と自慢の料理で、日ごろの疲れを癒やしてみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年12月13日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。