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2024.7.25
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【西脇】「camomille」オープン!ハンドメイド雑貨と体に優しいカフェメニューに癒やされて

一点もののハンドメイド雑貨やアクセサリー、体思いのカフェメニュー、手をかけて作り上げた店主お気に入りの空間。そんな乙女心をくすぐる魅力にあふれた雑貨カフェ「camomille(カモミール)」が、2024年6月6日に西脇市にオープンしました。3人の作家が作る作品を眺めながら、癒やしのカフェタイムを過ごしてみては。

・「camomille(カモミール)」

2024年6月6日、「西脇市立西脇病院」のすぐ近くに雑貨カフェ「camomille(カモミール)」がオープン!緑豊かな田園風景に溶け込むように佇む、白を基調とした異国風の建物が同店です。

同店を営んでいるのは、学生時代をこの地で過ごしてきたという仲の良い姉妹。卒業後はともに一度西脇を離れましたが、「二人で雑貨カフェを開こう」と二人の夢をかなえるため、2024年5月に戻ってきました。

“西脇市にはない雰囲気のお店”を目指し、木や白を基調とした素朴な素材感にアンティーク雑貨を並べたシャビーシックなインテリアで統一。木製のチェアや家具にペンキを塗ったり、手作りのドライフラワーアレンジメントを飾ったりと、二人で力を合わせてこの空間を作り上げました。

以前は同市にある雑貨店「FOOTPATH(フットパス)」で出店していた妹さんと、そしてその雑貨店でアクセサリーを委託販売していたお姉さん。姉妹そろって作家活動をしていたこともあり、いつかは二人で雑貨店を開きたいという夢を描いていたそう。

雑貨店にカフェを併設したのは「雑貨選びを楽しむ合間に安らげる時間や場所を提供したい」というお姉さんの一声から。普段から体に優しい食生活を心がけていたことから、カフェメニューはお姉さんがすべて監修しています。


・布小物からアクセサリーまで♪“一点もの”が勢ぞろい

雑貨の販売エリアにはアクセサリーやセレクト食器、布小物、キルトや編み物雑貨などが並びます。食器以外はすべて手作りなので一点もの。

同じデザインのものでも、色や柄の出方、デザインが微妙に異なるのがハンドメイドの良さであり、それを手に取って見ることができるのが対面販売の魅力でもあります。

真っ白なキャビネットの中には、小花柄やレースを組み合わせたかわいらしいキルト小物がずらり。パーツごとに色柄の異なる生地を組み合わせることで、一点一点まったく違う表情を見せるところにおもしろみと味わい深さがあります。

妹さんが手がけるのは、ちょっぴりナチュラルテイストな布小物。リネンなどの風合いを楽しむような素朴な布に刺繍をし、オリジナリティーをプラスしています。長く愛用できるようなシンプルなデザインが魅力で、思わずリピ買いやイロチ買いしたくなりそう♪

一方のお姉さんは、日本全国の雑貨店で委託販売をし、全国にファンを持つアクセサリー作家。ジュエリーショップでの販売経験と持ち前の器用さを生かし、樹脂粘土を使った繊細なアクセサリーを生み出します。

お花をモチーフにしたものは、花びら一枚一枚を樹脂粘土で作り、立体的に組み立てることで作られています。そうしてできた小さな一輪の花の中には、凛とした美しさが宿ります。

小物だけでなく、ピアスやイヤリングといったアクセサリーも販売。お花のイラストが描かれたかわいらしいファブリックが、耳元をすてきに彩ってくれそう♪1,000円以下というお手ごろプライスあもうれしいポイントです。

・買い物の合間にカフェで一息

『ラムショコラケーキ』450円

雑貨の販売エリアの横には2人掛けテーブルを3卓ほどスタンバイ。ここでは、普段から白砂糖フリー&グルテンフリーを心がけているお姉さんがレシピを考案した“体思いなスイーツ”が味わえます。

自身も日々のおやつとしてよく食べるという『ラムショコラケーキ』も、なんと砂糖不使用。代わりにドライフルーツを使い、自然な甘みをプラスしています。

ココア生地の中に細かく粉砕したドライフルーツをたっぷり混ぜ、極めつけにラム酒で香り付け。ドライフルーツはその時々で代わり、デーツなどココアと相性の良いものをセレクトしています。

米粉のもっちり感とフルーツから出る水分によって、仕上がりはずっしりと重め。甘みが控えめでも、この重厚感が食べ応えを感じさせてくれます。

『和パルフェ』800円

同店のパフェは値段もサイズも小ぶりで、思わず「もう一品!」と追加オーダーしたくなります。

メニューは『本日のパルフェ』と『和パルフェ』(各800円)の2種類で、どちらも自家製グラノーラ入り。パーツすべてを手作りしているため、日によって内容異なります。

『和パルフェ』のメインは静岡県産無農薬抹茶と『有機カモミールほうじ茶』のゼリー。底にはデーツのシロップが隠れていて、下に行けば行くほど甘みが増すので、気付かない間にペロリといけちゃいそう。

『冷やししるこ(抹茶甘酒)』500円

つるんと口当たり滑らかな白玉団子に冷たい抹茶甘酒をかけた『冷やししるこ』もおすすめ。弾力は白玉粉と米粉、絶妙なやわらかさは豆腐を加えるなど、この食感に至るまで何度も素材や配合を調整したそう。

緑色のお汁の中に浮かぶピンク色の白玉がなんとも言えない愛らしさ。淡いピンクは、粉と一緒にビーツを混ぜ合わせることで色付けしています。甘酒の品の良い香りと抹茶の苦みをモチモチの白玉とともに楽しんで♪

『米粉のケークサレ』550円

小腹が空いたときには『米粉のケークサレ』をオーダーして。細かく刻んだ野菜がたっぷり入るフランス発祥の惣菜ケーキ「ケークサレ」。同店では、米粉の生地に2~3種類ほどの地元野菜を混ぜ、味付けは塩麹(こうじ)のみと材料が極めてシンプルなのがこだわりです。

噛めば噛むほど広がる優しい甘みとうま味にうっとり。お好みでブラックペッパーをかけてもGOOD!



・体も心も潤うこだわりのドリンクも

『有機カモミールほうじ茶』400円

ドリンクは体に優しいティーメニューが充実しています。中でも「ぜひ一度飲んでみてほしい」と姉妹そろっておすすめするのが『有機カモミールほうじ茶』。普段から愛飲するほどのお気に入りなんだとか。

ほうじ茶というとほろ苦さや香ばしい風味を思い浮かべますが、カモミールと合わることで驚くほど透明感のある味わい。スッと喉を通るような軽やかな味わいが、心も体も潤してくれます。

『ベリーベリー甘酒ミルク』450円

甘酒を使った『甘酒ミルク』はベリー味と抹茶味がスタンバイ。見惚れるような美しい2層のセパレートカラーにまずは注目して。

下は牛乳、上は甘酒ベースのベリースムージーになっているので、ストローでしっかり混ぜてから召し上がれ。甘みが強い米麹を使った自家製の甘酒からは、十分な甘みが感じられます。クセがなくまろやかで、甘酒の常識が変わるかも!?

雑貨にアクセサリー、カフェメニューまで。何事にも手をかけて作られた、姉妹二人の夢と愛が詰まった雑貨カフェ「camomille」。目で見る楽しみと手に取る喜びを雑貨から、カフェメニューからは食べる幸せを感じ、充足感のあるひとときを過ごしてみては。

■詳細情報

■DATA

camomille(カモミール)

所在地
兵庫県西脇市上戸田166-1
営業時間
11:00~19:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年7月3日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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