2024年1月、「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」の目の前にオープンした「きみcafe」。淡路島の鮮魚をはじめとした、和食の職人が手がける島食材を取り入れた和定食を提供しています。なかでも毎朝洲本港から届く淡路鯛で作るあら煮は絶品!他にも本格エスプレッソや濃厚ソフトクリームなど魅力が満載です♪テラス席はワンちゃん同伴もOK!日本最古の神社をお参りした後はぜひ立ち寄ってみては。
・「きみcafe」
2024年1月にオープンした「きみcafe」。神戸淡路鳴門自動車道の津名一宮ICを降りて北西へ車を5分ほど走らせた、日本最古の神社「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」の目の前にあります。
店舗を手がけたのは、島内に貸別荘や飲食店を展開するオーナー夫婦。初めて淡路島を訪れたときに、島の自然の雄大さと美しさに圧倒されたのだとか。そのとき感じた“幸せな時間”を、もっとたくさんの人たちに感じてもらえたらと、淡路島での事業展開を始めたそう。
飲食店としては、淡路市にある「岩屋珈琲」に続く2店舗目となる同店。縁あって、「伊弉諾神宮」の目と鼻の先であるこの場所に巡り合い、淡路島一のパワースポットと言われるこの地でスタートを切ることに。店名の「きみ」は、神宮内にある石碑に書かれた「君が代」から一文字をいただいたそう。
店内には大きな窓から柔らかな光が差し込み、柔らかな空間が広がっています。「淡路の伝統文化をもっと知ってもらいたい」という思いから島の伝統工芸品を取り入れた店造りにもこだわり、カウンターには淡路瓦を使うなど、島の魅力が散りばめられています。
・和食料理人が手がける和定食に舌鼓
『鯛のあら煮定』1,680円
カフェと言えども、淡路島の食材を使った本格的な和食料理がいただけるのが最大の魅力です。神戸の老舗寿司店で修行を詰んだ板前が、素材の目利きから調理まで腕によりをかけた料理が並びます。カツオと昆布で毎朝丁寧にとった出汁で素材の味を最大限に引き出すなど、和食職人ならではの技が光ります。
毎朝仕入れる捕れたての鮮魚を使った刺し身定食や天ぷらなど、8種類をスタンバイ。なかでもおすすめは、淡路鯛を使った『鯛のあら煮定』です。その日の朝に洲本港から直送されるという鯛は、身が引き締まっていて脂がのっているのが特徴。うま味が凝縮された希少部位、鯛の頭とカマが贅沢に使われています。
箸を入れるとホロホロと身がほぐれるほどのやわらかさ。脂が溶け込んだ甘辛い煮汁に絡めて食べれば、白ごはんが止まらなくなること間違いなしです。
小鉢は、淡路島近海で水揚げされたちりめんや出汁が利いた卵焼きなど、どれも優しい味わいの料理が並びます。
『淡路鶏のからあげ定食』1,380円
定食の定番、唐揚げも一味も二味も違います。料理長自慢のタレに漬け込んだ竜田揚げ風の唐揚げは、淡路鶏特有の弾力のある食感と、味の濃厚さに驚かされます。二度揚げしているので、衣はサックサク、中は鶏の脂が滴るほどジューシー!
さらに注目はそのボリューム。こどもの手のひらサイズの唐揚げが5つも入って、ボリュームも価格も文句無しです。
つやつやのお米は、地元の農家から取り寄せるキヌヒカリを使用しています。ごはんはお代わり自由なのがうれしいポイント。「お腹いっぱいになって帰って欲しい」というお店の心づかいが感じられますね。
・本格マシンで淹れるエスプレッソを
カウンターで一際存在感を放っているのが、その味にオーナーが一目惚れしたというイタリアのエスプレッソマシン「ラ・マルゾッコ」です。安定した圧力によって抽出されるエスプレッソは、甘み、苦味、酸味がにおいて絶妙にバランスが取れた味わい。
『カプチーノ(HOT)』480円
自慢のエスプレッソで淹れる『カプチーノ』は、一口目からしっかりとしたボディを感じられます。淡路島牛乳で作るフォームミルクはなめらかできめ細やか。甘く濃厚なミルクがエスプレッソの香りを引き立て、苦味をまろやかに包み込みます。
・濃厚ソフトクリームは散策のお供に
『ソフトクリーム』480円
食後のデザートや散策のお供にプレミアムなソフトクリームはいかが?集乳から殺菌・製造まで24時間以内という新鮮な「淡路島牛乳 匠(たくみ)」を使用しています。ミルクの配合にもこだわり抜いたソフトクリームは、驚くほど濃厚。コクがありながら後味はスッキリとしているから不思議です。
コーンはワッフルまたは炭入りの真っ黒なコーンから選べます。インスタ映えを狙うなら斬新なビジュアルの炭入りをチョイスして。真っ白なソフトクリームを際立たせてくれますよ。
・テラス席でワンちゃんとおやつタイム♪
淡路島の青い空を堪能できる開放的なテラス席は、ワンちゃんの同伴もOK。天気がいい日は愛犬と一緒に食事を楽しむのもいいですね。
『AWAJI JERKY(アワジジャーキー)』各660円
淡路鶏を育てる養鶏農家が、ワンちゃんのために作ったおやつもスタンバイしています。ササミやネックなど食感が違う4種類があり、どれも新鮮な淡路鶏を使っているのでワンちゃんも飼い主さんも安心です。
観光客だけでなく、平日には近所のおばあちゃんや家族連れが普段使いに訪れるという「きみカフェ」。
店名の由来となった、君が代には「さざれ石」という言葉が歌われています。小さな石が集まった、大きな巌(いわお)のようにみんなが集まる場所。格式高いパワースポットへお参りを済ませたあとはぜひ立ち寄ってみて。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2024年7月2日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。