自然豊かな西脇の地に店を構える「森ノ本珈琲」。ハンドピックで一粒一粒選りすぐった上質なコーヒーを提供する、自家焙煎コーヒー店です。スペシャルティコーヒーを含む約15種類の豆がスタンバイしていて、店主が目の前で丁寧にハンドドリップしてくれます。ドライブやツーリングの休憩がてら立ち寄れば、芳(かんば)しい香りと清らかな味わいに癒やされること間違いなしです。コーヒーと相性抜群のスイーツメニューもチェックして♪
・「清味自家焙煎 森ノ本珈琲」
西脇市の中心部から北へ15分ほど車を走らせると見えてくるコンテナハウス「清味自家焙煎 森ノ本珈琲」。京都の有名店で11年間修業を積んだ店主が、子どもの誕生を機に奥さんの地元・西脇市にオープンさせました。
カフェスペースはバーカウンターになっていて、おひとり様でも気兼ねなく過ごせます。グレーや黒、ネイビーを基調としたシックな雰囲気でありながら、木のぬくもりも感じる店内は「肩の力を抜いてコーヒーを楽しんでほしい」と語る店主の人柄を表しているようです。
晴れた日にはあたたかな陽が差し込むテラス席もおすすめ。テラス席ではワンちゃんも一緒にコーヒータイムを楽しめますよ。
・自家焙煎コーヒーは15種類!季節のブレンドも
『森ノ本ブレンド』500円
コーヒーは定番の14種類に季節のブレンドを加えた15種類。体への影響が気になる人には、カフェインレスコーヒーも用意されています。
イチオシの『森ノ本ブレンド』は4種類の豆をブレンドした店の看板商品。中深煎(い)りで酸味と苦味のバランスが良く、飲み終えた後にはほのかに甘い余韻(よいん)が残ります。すっと体に入ってくる優しい口当たりで、毎日でも飲める飽きの来ない味わいです。
『クリスマスブレンド』600円
取材時の季節のブレンドは『クリスマスブレンド』。スパイスや焼き菓子に合う味わいで、特にクリスマスの定番・シュトーレンと相性抜群。店に置いているシュトーレンはかつて店主が修行していた京都のコーヒー店で取り扱っていたものだそう。
カップとソーサーはイタリアを代表する老舗食器ブランド「リチャードジノリ」。背筋が少し伸びるような、ぜいたく気分を味わえます。
こだわりは世界各国から仕入れた高品質な豆をハンドピックで選別し提供していること。「一杯のコーヒーでほっとする時間や、明日も頑張ろうと思えるような時間を提供したい」という思いから、手間を惜しまずに生豆の状態と焙煎後に、それぞれ手作業で雑味のもとになる豆を取り除いています。欠点豆が除かれたコーヒーはえぐみや渋みがない、すっきりと澄んだ味わいになります。
コーヒー豆は焙煎後2~3日が最も香りがよくおいしい頃合い。店で提供するコーヒーや店頭に並ぶコーヒー豆は、数日前に焙煎して最もおいしいタイミングを計算したもの。毎日少量ずつ新鮮な豆を用意できるのが自家焙煎ならではの強みですね。持ち帰りのコーヒー豆は100gから購入できます。店舗のほか、公式HPでも購入できるのでチェックして。➡︎公式HPはこちら
注文が入ってから抽出する一杯は「家でも店と同じ味が再現できるように」と特別な機械は使用せず、ドリッパーとペーパーフィルターで丁寧にハンドドリップ。お湯を注ぐと全体がモコモコと膨らむのが新鮮さの証です。バーカウンターから抽出の様子やアロマを楽しめるのも魅力です。
豆の種類が多くて迷ってしまう人は香りのテイスティング用のコーヒー豆を試してみて。軽めの浅煎りから重厚なコクがある深煎りまで、豆に合わせて焙煎度を調整しています。それぞれ個性の異なる香りなので、そのときの気分にぴったりの香りがきっと見つかりますよ。
・家族で楽しめるドリンクメニュー
『コーヒーフロート』650円
コーヒーの苦みがちょっと…という人に試してほしいのが『コーヒーフロート』。苦みを抑えながら香り高くじっくり抽出されたアイスコーヒーにバニラアイスが溶けあって、すっきり飲みやすい味わいに。どこか懐かしさを感じる見た目に童心に帰ってしまいそう。
『カフェオレ(HOT・ICE)』600円
定番の『カフェオレ』もスタンバイ。濃く抽出したコーヒーにミルクの甘みがじんわり広がり、ほっと一息つきたいときにぴったりです。コーヒーメニューはほとんどがテイクアウト可能。キッズにはジュースも用意しているので、家族で訪れてもゆっくり過ごせるのがうれしいですね。
・コーヒーを引き立てるスイーツも♪
『美味しいプリン』350円
コーヒーと相性抜群のスイーツにも注目。『美味しいプリン』は、「プリン通にこそ味わってほしい!」と店主が腕によりをかけて手作りする一品。多可町の「播州地卵」と丹波の「氷上牛乳」を使い、甘さは控えめに仕上げています。昔ながらの硬めの食感とアンティークな銀皿が、レトロなカフェタイムを演出してくれます。
『スコーン』430円
このほか、周辺地域のベーカリーやスイーツ店で店主が実際に食べて、森ノ本のコーヒーに合いそうだと感じたスイーツを提供しています。
スコーンは丹波柏原の「monoile」から取り寄せ。さっくりふわっとしたスコーンは、口に含んだ瞬間広がる小麦の甘みに思わず笑みがこぼれます。お好みでホイップクリーム、ハチミツ、メープルシロップを添えて、じっくり味わって。コーヒーはルワンダやエチオピアとのペアリングがおすすめです。
テイクアウトできる焼き菓子も多数スタンバイ。ラインアップは変わることがあるので、店での一期一会を楽しんで。
『ドリップパック』180円~
家や職場で店の味を再現できるドリップパックも。人気の『森ノ本ブレンド』をはじめ、季節のブレンドも用意しています。ちょっとしたプチギフトに喜ばれそう。
手間暇かけた澄んだコーヒーを堪能できる「森ノ本珈琲」。目の前に広がる自然とともに、癒やしのひとときを過ごしてみては。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年12月8日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。