小野市粟生(あお)町にオープンした「けやき焙煎所」は、自家焙煎コーヒー豆の販売店。雑味のない高品質な豆を少量ずつ焙煎し、新鮮な状態で提供しています。コーヒーに合うスイーツや、国産小麦で作るベーグルも自慢。カフェとしての利用もOKなので、ひと息つきたいときに立ち寄ってみては?
・コーヒー豆の販売店「けやき焙煎所」
JR加古川線の粟生(あお)駅からすぐの場所に店を構える「けやき焙煎所」。自家焙煎コーヒー豆の販売店です。おいしいコーヒーを飲みながら、ホッとひと息つける時間を提供したいと2022年8月2日にオープンしました。
店名の「けやき」は、街路樹や公園などで目にする機会の多いケヤキの木が由来。お客さんの身近な存在として、日常に溶け込めるような店を目指して名付けたそう。マグカップ型の、緑の看板を目印に訪れて。
店内は、テーブルとカウンター合わせて14席あります。壁やテーブルに使用する木材は、もちろんケヤキ。自然のあたたかみが感じられる、落ち着いた空間が広がっています。おひとり様でも過ごしやすく、電車の待ち時間に利用する人もいるそう。
地域のコミュニティの場にしてもらいたいという思いから、壁には小野市の地図と観光名所がオシャレに描かれています。地元の人も新たな魅力を再発見できるかも。
もとはコーヒー器具を取り扱う商社で勤めていた店主。豊富な専門知識を生かし、自宅でコーヒーを楽しめるバラエティ豊かな商品を取りそろえています。春は新生活用、秋はアウトドア用など、季節の行事ごとにラインアップを随時入れ替え。コーヒー通はもちろん、初心者でも気軽にコーヒーライフを始められそう。
・高品質なコーヒー豆は直火式で焙煎
苦み、甘み、酸味など、コーヒーの特徴を明確に引き出してくれる直火式焙煎機。コーヒー豆は浅煎りから深煎りまで幅広く用意し、少量ずつ煎(い)ることで常に新鮮な状態で提供しています。
ラインアップは、ブレンドとシングル合わせて常時6種類ほど。季節に合わせた期間限定のブレンドも登場します。香りを確かめながら、お気に入りを見つけてみて。
自宅で手軽にお店の味を再現できるドリップバッグも販売しています。あらゆる国の豆を詰め合わせたお得な『5個セット』(750円)は、ちょっとしたギフトにもぴったり。
・カフェ利用やテイクアウトもOK
イートインやテイクアウト用のコーヒーは、クレバーコーヒードリッパーで抽出しています。一定時間漬け込むように淹(い)れることで味が安定し、コーヒーの成分がはっきり抽出されるそう。
『けやきブレンド』420円
3種類の豆をブレンドした『けやきブレンド』は、中深煎(い)りで優しい味わい。柔らかい苦味とコクが感じられ、爽やかな酸味とバランスがとれた飲みやすい一杯です。
『カフェラテ』450円
ぽてっとしたフォルムがかわいらしいカップに注がれた『カフェラテ』にも注目です。コーヒーが苦手な人でも飲めるよう、エスプレッソはあえて少量におさえているそう。小野市の「共進牧場」の牛乳を合わせ、ミルク感たっぷりで砂糖なしでも甘く濃厚な味わいです。
ドリンクはテイクアウトもでき、マイタンブラーを持参すれば30円引きに。
『クリームたっぷりコーヒーゼリー』450円
コーヒーを使ったスイーツもあります。『クリームたっぷりコーヒーゼリー』は、大きなグラスの半分が生クリームというから驚き。「共進牧場」から取り寄せる生クリームは、なめらかな口当たりで甘すぎず、エスプレッソで作るゼリーの苦みやコクとのペアリングが絶妙です。
スイーツはこのほか、バニラアイスにエスプレッソをかけた『アフォガード』(550円)や、しっとりふわふわ食感の『シフォンケーキ』(350円)などがあります。
・コーヒーに合うモチモチ食感のベーグル
左『ミルクチョコ』、右『塩バター』各180円
数量限定で、テイクアウト用の自家製ベーグルも販売しています。北海道産の小麦粉「春よ恋」を使用し、柔らかくモチモチとした食感が魅力です。
『ミルクチョコ』は、水を使わず牛乳で仕込んだ生地に、チョコチップがぎっしり。トースターで温めればチョコレートがとろりと溶け出し、スイーツ感がアップします。
『塩バター』には「共進牧場」のバターを巻き込み、塩をまぶして焼き上げ。シンプルながらも、底のカリッとした食感と、心地よいしょっぱさがやみつきになるベーグルです。
『チーズ&トマト』250円 ※2023年1月末ごろまで
隣接する「グループとまと」が作る、無添加のトマトピューレが主役の『チーズ&トマト』。2種類のチーズとともに限界までたっぷり巻き込み、表面にチーズとブラックペッパーをかけて焼いています。ほどよい糖度に達した、完熟トマトの濃厚なうま味を堪能して。
ベーグルの焼き上がりは13:00ごろ。販売開始後すぐに完売することもあり、確実にゲットするには取り置きがおすすめです。「プレーン」(150円)以外は季節に合わせてラインアップが変わるものの、事前に予約すれば希望に応じたメニューを用意してもらえるそう。
『ジャム(いちご)&クリームチーズ』450円
イートイン用のベーグルサンドもあります。『ジャム(いちご)&クリーム』には、「グループとまと」が作る、小野市産のイチゴを使った無添加ジャムがたっぷり。果実本来の甘酸っぱさが感じられ、クリームチーズの酸味とも相性抜群です。クリームチーズはバターに変更もできるので、気軽に声掛けを。
『BLTサンド』550円
『BLTサンド』には、生地にチーズを練り込み、表面にもチーズをかけてカリッと焼き上げたベーグルを使用。ベーコン、レタス、トマト、クリームチーズを挟んだボリューム満点の一品です。粒マスタードのほどよい酸味もアクセントになっています。
ベーグルサンドは、ドリンクと一緒にオーダーすれば100円引きに。ちょっぴり遅めのモーニングや、軽めのランチとしても楽しめます。
自家焙煎コーヒー豆が自慢の「けやき焙煎所」。こだわりのスイーツやベーグルはコーヒーにもよく合い、豊かなカフェタイムを演出してくれます。本格的なコーヒーライフを始めたい人も、カジュアルにコーヒーを飲みたい人も、ドライブがてら訪れてみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年12月19日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。