かまぼこ屋「ハトヤ」がクラフトビール「姫路鳩屋麦酒」の販売をスタート!姫路の食卓の新定番に♪

Q&A
「ハトヤ」がクラフトビール「姫路鳩屋麦酒」の販売をスタート!姫路の食卓の新定番に♪
かまぼこ屋「ハトヤ」が“おいしいひと時”を追求して生み出した新商品「姫路鳩屋麦酒」。社長自らビールメーカーで研修を積み、開発に取り組んだこだわりのクラフトビールです。自慢のかまぼこのお供にはもちろん、普段の食卓でも思わず栓を開けたくなる、“いつものビール”を目指した一杯。気になる味わいや開発秘話を「ハトヤ」の松本社長に伺いました♪

なぜ、かまぼこ屋がビール事業を?

ライター

「かまぼこと言えばハトヤ」のイメージが定着していますが、なぜ全く新しいクラフトビールの事業を始めようと思ったんですか?

松本社長

きっかけは、とあるワインの試飲会だったんです。50歳で脱サラして姫路から上郡に移住し、ブドウ農家を始められた田中源道さんという方がいらっしゃって。収穫した実でワイン醸造に取り組まれているんです。同世代で新しい分野に挑戦する姿にとても刺激を受けました。

ライター

50歳で別業種へのチャレンジ……勇気のいる決断ですよね。

松本社長

田中さんのお話を聞いて、「何かをスタートするのに年齢は関係ない」と思いました。地元・播磨は、日本酒やしょうゆなどの醸造商品づくりが盛んな土地なので、クラフトビールを新たな分野として播磨の醸造文化に加えられたらという思いが膨らみました。

ライター

なるほど、地元を盛り上げたいという思いもあったんですね!社長はもともとビールがお好きなんですか?

松本社長

ビールに限らずお酒全般が好きですね。開発にあたり、他社のビールを何十本と取り寄せたり、クラフトビールバーや醸造所に足を運んだりして、理想の味を追求しました。

ライター

全くの知識0からのビール造りは大変だったのでは?

松本社長

クラフトビールメーカーで研修を積み、自身が醸造責任者として醸造免許も申請しました。醸造の仕組みや、糖の化学式など、あらゆることを座学や実践を通して学んで。だんだん自分が造りたいビールの味わいが明確になってきた頃には、「うちのあのかまぼこと合いそうだな」というイメージが次々浮かんできて、ワクワクしました。

ライター

かまぼこと相性抜群のクラフトビール、興味津々です!

松本社長

クラフトビール事業は、関西のかまぼこ屋では初の取り組みです。早速、こだわりのビールをご紹介します。

3種のクラフトビールが誕生!相性の良いかまぼこは?

ライター

3種のクラフトビールの特徴を簡単に教えていただけますか?

松本社長

一番人気はオーソドックスな味わいの『PALE ALE(ペール・エール)』です。グレープフルーツやレモングラス、白ブドウといった爽やかなアロマに、ほどよく効かせた苦味がバランスの良いエールに仕上げています。スッキリと軽やかな味わいで、後には柑橘系のフレーバーがほのかに残ります。飽きのこない味と淡い琥珀色が美しい、定番エールです。

ライター

うわ〜とっても爽やか!お酒に弱い私でもすごく飲みやすいです。

松本社長

ビールの苦味が苦手という人にも、ぜひ一度飲んでいただきたいです。「ハトヤ」の看板商品『ハトミン』(ミンチふらい)とも相性抜群です。

➡︎『PALE ALE』の詳細と相性の良い料理・かまぼこをチェック!

ライター

上級者にオススメのクラフトビールはありますか?

松本社長

『IPA(インディア・ペール・エール) 』は苦味がありながらも、余韻はふんわりとした、味わい深い一杯です。厳選した5種類のホップによるオレンジ、パイン、シトラス、グレープフルーツ、ハーブといった華やかなフレーバーが、口いっぱいに広がります。「ハトヤ」の土産人気No.1の『一本穴子巻』のような、味がしっかりした料理によく合いますよ。

ライター

香りが華やかで全然しつこい苦味じゃないですね!なんだかクセになりそうです。

➡︎『IPA』の詳細と相性の良い料理・かまぼこをチェック!

松本社長

最後にご紹介するのは、小麦麦芽を50%以上使った、ドイツ生まれの白ビール『WEIZEN (ヴァイツェン)』です。小麦の柔らかな口当たりと、鼻から抜けるバナナの甘い香りが特徴的です。上品でフルーティーなアロマの奥に、ホップ由来の微かな苦味がほんのりと漂い、重層的な味わいを感じさせます。

ライター

まろやかでほんのり甘さも感じられますね!これはお寿司と合いそうです。

松本社長

他と比べて甘さがベースになっていて、あっさりめの魚料理と相性が良いんです。タコのしっかりした食感とシソの香りが楽しめる『上天ぷら 播磨揚(たこしそ)』をお供にどうでしょうか?

➡︎『WEIZEN』の詳細と相性の良い料理・かまぼこをチェック!

ライター

クラフトビールとかまぼこの組み合わせって無限大ですね!早速「ハトヤ」のかまぼこを買いたくなりました。それぞれのビールの個性を感じながらも、どれも飲みやすい味わいが印象的です。

松本社長

はい、私どもが目指すのは食卓の定番になるクラフトビールです。一口飲んで「あぁ、おいしい」が思わず飛び出す、そんな食の時間を豊かにするビールにこだわって造りました。

今後の展望は?

商品画像
ライター

かまぼことクラフトビールという2本柱を確立した今、挑戦していきたいことはありますか?

松本社長

「ハトヤ」では工場見学やかまぼこ作り体験ができるのですが、今後は見学後にかまぼこと「姫路鳩屋麦酒」の試食会を行ったり、自分で作ったかまぼこをアテに「姫路鳩屋麦酒」を飲んでいただいたりと、「かまぼこ×クラフトビール」の楽しみ方を提案すべく、現在計画中です。

ライター

なるほど、工場見学やかまぼこ作り体験はお子さんに人気のイメージでしたが、これを機に大人のファンも増えそうですね。

松本社長

かまぼこの歴史は約2,000年、ビールの歴史は約5,000年。どちらも永らく人々に愛されてきた食文化です。その一端を「ハトヤ」が紡いでいけたらと思っています。「姫路鳩屋麦酒」は「ハトヤ本店」、「ハトヤピオレ店」でお買い求めいただけます。「ハトヤ本店」では生ビールのテイクアウトが可能ですので、ぜひ姫路にいらした際は、気軽に立ち寄って“おいしいひと時”をお楽しみください。

ハトヤ
ハトヤ

ハトヤは戦後の復興まもない姫路で開業。創業からわずか5年後の1951年には、全国蒲鉾(かまぼこ)品評会にて「厚焼き」が「水産庁長官賞」を受賞。1984年には、「農林水産祭」にて兵庫県水産練製品業界では初めて「天皇杯」を受賞するなど、全国にその品質を認められるかまぼこ屋。ロングセラー『珍味播酒肴』やミンチフライ『ハトミン』など、数々の人気商品を誇る。 紹介記事はこちら 公式ホームページはこちら

ハトヤは戦後の復興まもない姫路で開業。創業からわずか5年後の1951年には、全国蒲鉾(かまぼこ)品評会にて「厚焼き」が「水産庁長官賞」を受賞。1984年には、「農林水産祭」にて兵庫県水産練製品業界では初めて「天皇杯」を受賞するなど、全国にその品質を認められるかまぼこ屋。ロングセラー『珍味播酒肴』やミンチフライ『ハトミン』など、数々の人気商品を誇る。 紹介記事はこちら 公式ホームページはこちら