Q.病気の見分け方&小さな子どもとの接し方は?

言葉が通じないからこそ知りたい!病気のサインはどこで判断するの?小さい子どもとの接し方も紹介
「いつも元気いっぱいの愛犬が何だか大人しい」「普段鳴かない子が何かを訴えてくる」など、ペットの様子がいつもと違うとき、動物病院を受診するか迷う人も多いのでは?下記のポイントをチェックして、病気の早期発見や予防に努めましょう。 

日常から気にかけておきたい!病気のシグナル

日常から気にかけておきたい!病気のシグナル
Q.ペットの元気がなさそうな時、ただ気分屋なだけなのか、どこか痛いのか分かりません。病気のサインや見分け方などはありますか?
ライター

人間の言葉を話せない動物。病気や病院に行く判断に困るという声にとても共感します。ただの気分屋で元気がないように見えるだけならいいですが、どこか痛かったら心配です。

佐伯 獣医師

お悩みの通り、動物は話すことができないので判断が難しいですよね。

例えば、食欲がない、明らかにいつもより元気がないという状態が、1日だけでなく2日以上続く場合は、何か問題があるかもしれません。

ライター

つまり、普段の表情や態度と比べてみるということでしょうか?日常から親密なコミュニケーションを取っておくことがポイントですね。

佐伯 獣医師

言葉が通じない分、表情や態度、姿勢をチェックするといいでしょう。

いつもより寝転ぶことが多かったり、触れられるのを嫌がったりする子はどこか痛いのかもしれません。 心臓・肝臓・腎臓などの内臓疾患や腫瘍など、目に見えない病気もあるので、早めの診察をおすすめします。

ライター

逆に普段からあまりテンションに波がなく、表情もあまり変わらない子はどこで見分けたらいいでしょうか?

佐伯 獣医師

動物も性格がさまざまですし、種類によっては表情が分かりづらい子もいますよね。
ただ単に我慢強い子もいます。そういう場合は症状が表に出ず、分かりづらいことも。

飼い主の方が「いつもと様子が違う」と思ったら、早めの来院をおすすめします。

ライター

他に病気のシグナルや普段から気を配っておくべきことはありますか?

佐伯 獣医師

動物は小さな人間の子どもと同じで、何でも口に入れてしまって食べ物以外の異物を飲み込んでしまうことがあるので、物をよくかじる子は注意が必要です。

人間と同じで、何事も“早期発見・早期治療”が大事ですね。

小さな子どもとの接し方に注意点はある?

小さな子どもとの接し方に注意点はある?
Q.小さな子どもがいますが、トイプードルの子犬を迎えることに!小さい子との接し方に気をつけることはありますか?
ライター

ペットの生活は、それぞれの家庭で異なりますよね。
子犬を育てる際、小さい子どもとの接し方で注意するべきことはありますか?

佐藤 愛玩動物
看護師

小さな子どもがいるなら、ワンちゃんの落下事故に気をつけましょう。

子どもがワンちゃんを抱っこしたり、ソファなどで一緒に遊んでじゃれたりするときなどに、誤ってワンちゃんを落下させてしまうことがあります。

落下の衝撃は、骨折や頭を打つなどの重傷を招くので要注意です。

ライター

体重が軽い子犬だからと言って、油断は禁物ですよね。
他にコミュニケーションを取る上で心掛けた方がいいことはありますか?

佐藤 愛玩動物
看護師

ワンちゃんの尻尾や毛を引っ張ってしまって、恐怖心を与えないことも大切です。
小さな子どもにとっては一緒に遊んでいるつもりでも、ワンちゃんは痛みを感じてしまいます。

正しい触れ合い方を教えてあげるといいでしょう。
互いの関係性が悪くならないよう、大人の方がしっかり見守ってあげてください。

ライター

小さな子どもがペットと遊ぶ時は、目を離さないようにしたいですね!
ワンちゃんのヘルスケアに際して何か気をつけるべきことはありますか?

佐藤 愛玩動物
看護師

寄生虫の感染予防対策をするといいでしょう。

ワンちゃんのおなかに寄生する虫は、人間に感染する可能性もあるので、ぜひ「定期駆虫薬」の使用をおすすめします。

ライター

どちらの健康を守るためにも感染予防は必要ですね。
参考までに、子犬ができる予防対策を教えてください。

佐藤 愛玩動物
看護師

ワクチン注射や狂犬病予防接種による感染症予防、 フィラリアやノミ・ダニ、そして先ほどの定期駆虫といった寄生虫予防があります。
当院ではこれらすべての予防が可能です。
詳細は公式HPでご確認ください。

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エルザ動物病院グループ
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「エルザ動物病院グループ」は、動物たちの健康と飼い主との豊かな暮らしを守るため、「動物の幸せを第一に考える」診療を提供している。
一般診療や予防医療、健康診断をはじめ、ペットフードの相談やしつけセミナーの開催、さらには専門科診療やMRI・CTなどの高度医療機器を活用した検査、夜間救急診療まで幅広く対応。
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