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エコな生活?親との同居?理想とする「暮らし方」から住宅タイプを考えてみよう!

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ライフスタイルの多様化や個性化に伴い、住宅タイプがますます進化しています。選ぶ楽しみが増える一方で、「どんなスタイルの家が合うのかわからない」と悩んでいる人もいるのでは。ここでは「理想の暮らし方」をキーワードに、あなたや家族が求める住宅タイプについて考えてみませんか。

目次

あなたが望む暮らしのスタイルはどれ?

下記の中から、あなたや家族が最も望む暮らしを1つ選んでください。理想とする住宅タイプが具体的に見えてくるかも。

  • コンパクトな生活動線で家事をラクにしたい➡︎①平屋
  • 最新家電を駆使したハイテク生活を楽しみたい➡︎②スマートホーム
  • 家族やペットの心身に健やかな住環境を整えたい➡︎③自然素材住宅
  • 省エネで家計の負担を減らし、災害等にも備えたい➡︎④ゼロエネルギー(ZEH)住宅
  • 両親や子世代、単身きょうだいとの同居をかなえたい➡︎⑤多世帯住宅
  • 省スペースでも開放感のある暮らしを手にしたい➡︎⑥屋上庭園付き住宅

6つの住宅タイプ別 特徴と注意点

上記で選んだ住宅タイプはどれでしたか?それぞれの特徴やメリット・デメリットについて、詳しく紹介します。

1.平屋

かつてはシニア世代から支持された平屋ですが、最近では若いファミリー層からも注目を集めるようになりました。その理由としては、「生活がワンフロアで完結する」「動線がシンプルで家事がラク」「家族とコミュニケーションが取りやすい」「耐震性にも優れている」などが挙げられます。人気の高まりに応え、個性豊かな平屋プランを展開する住宅メーカーや工務店も増えてきました。

夢や理想は膨らみますが、注意点もきちんと押さえておきたいところ。平屋は2階建てに比べると広い敷地を要し、家づくりの総費用が割高になる可能性があります。また、風通しと日当たりの確保、防犯やプライバシーへの対策も欠かせません。

2.スマートホーム

スマートホームとは、家電製品や住宅設備をインターネットでつなぎ、スマートフォンなどで管理・コントロールすることで、便利で快適な暮らしを実現する住まいのことを言います。玄関ドアを自動で開閉したり、外出先からエアコンを作動させたり、ホームカメラで留守中の家を監視したりと、シンプルかつ簡単な操作で暮らしの利便性を高めることができます。また、防災や防犯対策の強化にもつながります。

導入の際は、電波状況や周辺環境を綿密に確認し、ハッキングのリスクにも備える必要があります

3.自然素材住宅

自然素材住宅とは一般的に、建築部材に無垢材や漆喰(しっくい)、珪藻土などを用いた住宅のことを指します。化学物質が含まれる素材を避けて建てられるので、身体に優しい室内環境を整えることができます。また、自然素材特有の調湿作用は、高温多湿な日本の気候に適しており、木材の温もりや香りによるリラックス効果も期待できます

県産木を利用して住宅を建てた場合、「地域型住宅グリーン化事業」の活用が可能となり、補助金をマイホームの建築費に充てることができます

ただし、使用する素材によっては高コストとなるため、プランニングの段階で予算をしっかり見通すことが重要です

4.ゼロエネルギー(ZEH)住宅

暮らしの中で年間に消費するエネルギーより、創り出すエネルギー量を多くする住宅のことをゼロエネルギー(ZEH)住宅と言います。住まいに高断熱性能を取り入れ、省エネ設備と太陽光発電などの電力創出システムを導入することで光熱費を削減。災害時に必要な非常電力を備蓄でき、余った電力を売電し収入を得ることもできます。また、条件を満たせば、補助金や助成制度が利用可能な点も大きな魅力です。

しかし、住宅性能を重視するため間取りが制限されたり、メンテナンスに出費がかさんだりすることもあります

5.多世帯住宅

多世帯住宅というと、これまでは親世帯と子世帯が暮らす「二世帯住宅」が主流でした。ところが最近は、ライフスタイルの変化によりタイプが多様化。親・子世帯と住む家に単身のきょうだいも加わる「2.5世帯住宅」や、親・子・孫世代が共に暮らす「三世代住宅」が生まれ、ニーズも高まっています

多世帯での暮らしは、介護や子育て、家事などを家族で分担でき、建築時に住宅ローン減税が受けられるといったメリットも生まれます

けれども、同居する人数が増える分、広い土地を確保しなければならず、建築費もかなりかかること、需要が少ないために売却の際は買い手がつきにくいケースがあることも、理解しておきたい点です。

6.屋上庭園付き住宅

コロナ禍で窮屈な生活が長引いたことや、プライバシー保護への意識の高まりから、気軽に開放感を味わえる屋上庭園付き住宅が注目されるようになりました。洗濯物干し場としてはもちろん、家庭菜園やガーデニング、子どもやペットの外遊び、バーベキューをしたりお茶を飲んだりと、フレキシブルに活用できるのが魅力。外部からの視線を気にすることなく、リラックスした時間を過ごすことができます

暮らしの快適性が向上する反面、こまめな掃除やメンテナンスは不可欠。建築時に雨漏り対策や遮熱対策も万全にしておく必要があります

【まとめ】住宅タイプの決定は慎重に!モデルハウスで「体感」するのも一案

住まいは気軽に買い替えができないからこそ、タイプ選びも慎重に行いたいもの。理想とする住宅タイプが少し具体的に描けるようになれば、実際に見て、触れて、感じることも大切です。家族そろってモデルハウスの見学に行ったり、住宅展示場のイベントに参加したりと、楽しみながら家づくりの一歩を踏み出してみませんか。
➡︎開催中の住宅会社イベント一覧はこちら

内容は2022年11月21日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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