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家づくりの流れをチェック!期間やポイントを知って家づくりのスケジュールを立てよう

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新築が建つまでに、やるべきことは想像以上に盛りだくさん。段取り良く進めるためにも、スケジュールを立てることは大事です。基本的には、家づくりを依頼した会社が立案してくれますが、自分でも大まかな流れはチェックし、スケジュールを予習しておきましょう。

目次

■マイホーム完成までのステップ

ステップ1.計画(3〜6カ月程度)

1.イメージをまとめる

まずはマイホームの全体像を具体化します。モデルハウスやショールームを見学し、設備やデザインなどの最新情報をリサーチします。住宅専門誌やカタログ、SNSの情報なども参考になるでしょう。

イメージに合うものは切り抜いてスクラップしたり、ブックマークしたりしておくと、担当者や建築士との打ち合わせ時に役立ちます。

今の住まいの問題点を洗い出し、将来的なライフプランの変化なども考慮しながら、家族の要望をまとめておきます。

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2.入居日を決める

家づくりのスケジュールは「入居したい日」を軸に立案します。依頼先の会社に聞かれた時に伝えられるようにしておきましょう。

現在居住するマンションの更新日まで、子どもの入学に合わせてなど、具体的な目安がある場合は、その日から逆算していきます。はっきりした日取りがない時は、仕事や学校に支障が出にくい日を設定します。

新築の場合、計画から完成までの期間は平均して15カ月程度。家の規模や依頼先によっては2年以上かかることもあるので、ゆとりを持って進めたほうがよいでしょう。

3.資金計画を立てる

マイホームを購入する際、多くの人が利用する住宅ローン。具体的なプランが進んでいない中ではあくまで概算になりますが、あらかじめ把握しておくことは頭金などを準備する上で重要です。

借り入れできる金額は年収などに応じて変わってきます。無理なく返済できる金額や、自分に合ったローン選びについては金融機関などに相談しましょう。

4.依頼先の絞り込みと土地探し

家づくりは多くの場合「ハウスメーカー」「工務店」「建築設計事務所」のいずれかに依頼します。それぞれに特徴があり、マイホームに求めるものによって依頼先が変わってくるので、よく比較、検討して決めましょう。土地探しが必要な時は同時に進めていきます。

“土地=不動産会社”と思いがちですが、土地探しからサポートしてくれる工務店や住宅会社もあり、相談してみるのも一案です。土地が決まれば敷地調査を行います。土地家屋調査士や土地を探してくれた会社に依頼しましょう。

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ステップ2.検討〜契約(4〜5カ月程度)

1.プラン提案と概算見積もり、実施計画の立案

理想の住まいをかなえてくれそうな業者に、要望などを図面にまとめるラフプランと概算見積もり、施工計画を依頼します。

この段階では1社に絞らず、複数の会社を比較することで、ざっくりと必要な予算が見えてきます。正式に依頼すれば、担当者とは長い付き合いになります。対応の仕方や自分との相性も見極めましょう。

2.依頼先の決定と最終プラン、本見積もりなどの確認

ラフプランや仮スケジュールに自分たちの要望が反映され、予算もクリアできる業者を家づくりのパートナーに選びます。ラフプランの仕様をもとに、具体的な計画と本見積もりを作成してもらいます。

3.契約を結ぶ

本見積もりと最終プランに納得できれば、正式契約を結びます。「工事請負契約書」は施主と施工会社間で取り交わされるもので、トラブルを防ぐための大事な書類です。重要事項が記されているので、内容を十分にチェックした上でサインし、納得できないことや分からないことがあればきちんと確認しましょう。

また、工事前には「建築確認申請書」を指定機関に提出しなければなりません。計画が建築基準法に適合するかを確かめるためのもので、施工会社が申請を行ってくれます。

ステップ3.工事〜入居(6〜7カ月程度)

1.着工、上棟

契約が済んだら、いよいよ家づくりがスタートします。土地を更地にする必要があれば整地工事をし、着工前に工事の安全などを祈願する地鎮祭(じちんさい)を行います。その後、家の土台となる部分をつくる基礎工事へと進み、骨組みが完成した段階で行うのが上棟式(じょうとうしき)です。無事完成することを祈願する儀式ですが、意味合いや内容は地域によって異なるので、それぞれの慣習に合わせるのが好ましいでしょう。

上棟式が終わると、屋根や外壁工事、設備配管工事、内装工事、設備工事などが行われ、どんどん家らしい姿になっていきます。

工事中は業者任せにせず、何度も現場に足を運び、進捗状況やイメージ通りの仕様になっているかを確認しましょう。

2.竣工、施主検査の実施

工事がすべて完了したことを意味する「竣工(しゅんこう)」を迎えると、工事施工者と建築士による最終チェック「竣工検査」が行われます。その後、建て主も目視チェックをし、不具合があれば速やかに対応してもらいます。

3.引き渡し、入居

不備のない状態になったところで引き渡しとなります。家のカギと一緒に、各種保証書、設備の取扱説明書なども受け取ります。定期点検やアフターメンテナンス時に必要なので大事に保管しておきましょう。

引っ越しを終えると、待ちに待った新居での暮らしが始まります。住所変更に伴う手続きやご近所へのあいさつ回りを忘れず、気持ちよく新生活をスタートさせてください。

【まとめ】無理のないスケジュールで家づくりを楽しもう

内容は2021年5月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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