高砂市戎町にある「まちの保健室ケアカフェ to be」。手作りの健康ランチを提供するお店です。できる限りオーガニックや無添加の食材を使用し、調味料にもこだわっています。自家焙煎のオーガニックコーヒーや茶葉を選べるハーブティーにも注目して。
「まちの保健室ケアカフェ to be(トゥービー)」
高砂神社の南東、入り組んだ狭い路地の奥に店を構える「まちの保健室ケアカフェ to be」。16年間病院や施設で臨床セラピストとして勤めたオーナーが、経験や知識を地域に還元したいと2017年11月にオープンしました。店名の「to be」には“らしく”生きてもらいたいという思いが込められています。
古民家を改装した店内は、縁側と土間がある昔ながらの風景。家庭のぬくもりが感じられ、誰もが気兼ねなくゆったりくつろげる空間です。おしゃべり好きのオーナーと話が盛り上がり、長居するお客さんも多いそう。
完全予約制!カラダよろこぶ健康ランチ
『ランチ』1,000円
完全予約制のランチは、貧血予防や睡眠不足などさまざまな身体の悩みを食事からサポート。化学調味料や砂糖を使わず、昔ながらの製法を守る発酵調味料などを使用しています。家庭でもマネしてもらえたらと、シンプルな調理法を用いているのも特徴です。プラス300円でドリンクも付けられますよ。
取材日にいただいたのは、新生姜が効いた、手羽先入りの薬膳スープが主役です。レンコン、ニンジン、ゴボウ、カブ、大根など柔らかく煮込んだ根菜がたっぷり。ナツメは血のめぐりを良くしてくれるそう。
オリーブオイルで揚げた豆アジには、エルダーフラワーのシロップと、まろやかな味と香りが特徴の千鳥酢を合わせて肝臓に働きかけます。大根とともに甘辛く炊いた牛すじ肉は、体を柔軟にし、肩こりなどにも効果的。一つひとつ食材のもつパワーを教わりながら食べ進められるのもうれしいですね。
淡路島産の無農薬米は3分づきで。栄養価が高く血糖値の上昇を抑えてくれると言われます。
事前予約で離乳食の注文も可能。あらゆる月齢に対応しているので、まずは気軽に相談してみて。離乳食作りの教室も開催しています。
『保健室コロッケ』200円~
イベントなどでも販売する人気の『保健室コロッケ』はテイクアウトOK。朝引きの鶏ミンチとジャガイモを中心に、シイタケ、レンコン、長ネギなどその日に仕入れた旬の食材を使用。味付けは塩だけでしっかり野菜の旨みを引き出しています。パン粉も無添加なので安心ですね。
イベント出店時は、子どもたちに少しでも身体のことを考えてもらう機会を作りたいと、コロッケを作りながら食の大切さを伝えています。
オーガニックコーヒーと選べるハーブティー
『オーガニックコーヒー』500円
自家焙煎した挽(ひ)きたてのオーガニック豆を、ハンドドリップで丁寧に抽出するコーヒー。まろやかで苦味が少なく、普段ブラックで飲まない人でも飲みやすいスッキリとした口当たりです。
ハーブティーは約20種類の中から好きな茶葉をチョイス。見た目や直感で3~5種類を選んでブレンドします。選んだ茶葉には、無意識に身体が発するサインが表れているんだとか。
『オーガニックハーブティ』500円
取材日は、エルダーフラワー、カモミールローマン、ヤロウ、セージ、桑の葉をチョイス。リラックス効果があり、血の浄化を助けてくれる一杯でした。目で見て楽しんでもらいたいという思いから、手摘みで花の形そのままの茶葉を使用。湯を注いでから少しずつ開く花にぜひ癒やされて。ハーブは量り売りもしています。
出合えればラッキー!身体に優しいスイーツ
『煮りんごタルト』400円
スイーツも安心安全なものを提供したいと、福崎に工房を構える「たべばたけ」から月に1回取り寄せ。無農薬栽培の米粉を使用したタルトは、素朴な味わいでフルーツの甘さを引き立ててくれます。
もちもちした食感の『米粉蒸しパン』(320円~)もあります。入荷するとすぐ売り切れることもあるので出合えればラッキー。確実にゲットするにはFacebookでスケジュールをチェックして。
店頭では、はちみつや淡路島産のひじきなども販売。生産者の顔や思いをよく知っている、オススメのものだけを並べています。
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2019年12月14日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。